不動産市場

【住宅ローンと仲良くなりましょう!】

今回は新築建売住宅を購入したいと思っているご家族お話を載せてみました。

 

それでは始まりです。

 

 

 

「鍵をお渡しいたします。これでお引き渡しのお手続きはすべて終了です。」

 

ついに念願のマイホームだ!!

妻も喜んでいる。娘と息子は何となくわかっているようで、ローンセンターの中を走り回っている。母も父も満面の笑顔だ。

「これからもっと頑張らなくっちゃね!」妻の一言に僕はうなずいた。

 

 

あの時、あの広告を見た時からだ。僕たちの「山あり谷ありのマイホーム大作戦」が始まったのは・・・・・

 

「今の家賃並みの支払いで新築住宅が買えるらしいわよ!!」*①

そんな妻の言葉に僕は反応してしまった。

最近、妻は仲の良い友人夫婦が家を買ったことを、ことあるごとに口にしていた。

だからだ!!

 

この物件なら小学校も変わらないし、今の家賃並みなら・・・・

実家に比較的近いことも良い材料だ。

 

「見るだけならタダだから行ってみようか!!」

僕たち家族は今度の日曜日、先月届いたばかりの新車(軽自動車だけど・・・)でドライブがてら出かけることにした。*②

 

当日、お目当ての建物を見学して、お茶を飲みながら嫁が将来の生活を妄想していた頃、僕は物件担当の営業さんに、こんなことを言われた。

「差し支えなければ住宅ローンのお話をさせて下さい。」と・・・・

 

友人から少し話は聞いているが、聞いておいて損はないだろうと思い、軽い気持ちでうなずいた。ここまでは良かった・・・・・

 

 

 

帰りの車の中で妻に話した内容はこんな内容だった。

*住宅ローンには一般的な金融機関と公的な金融機関がある こと。

*年収・勤続年数・会社の規模によって融資可の銀行、不可の銀行がある こと。

*また、住宅ローンを組む時にすでに組んでいる他のローンも考慮される こと。*②

*他のローンとは車のローンやクレジットカードのリボ払い等のこと。*③

*つまり、今乗っているこの車のローンが問題になりそうなこと!!

*年収の30%~35%がローン返済に充てられる金額だということ。

*要するに今の状態で「年収とローン返済額の比率」を考えると住宅ローンは難しいとのこと。*②

 

聞き終わった妻はしばし無言だった・・・・・

 

僕のカラータイマーが点滅し始めたころ、妻はバックの中から何かを取り出した。

 

ポケットティッシュだった。当たりの宝くじかと思った・・・

世の中そんなに甘くはなかった。

 

 

夕飯を食べながら出した結論は

「自動車のローンは、地道に且つ1日でも早く返済して、住宅ローンを組む!」

 

娘たちの笑顔と妻の言葉に励まされた。

 

妻はパートの時間を若干だが増やした。

僕は好きなお酒を断ち返済にまわした。(8ヶ月だけでしたが・・・・・)

不要なクレジットカードは解約した。*③

娘たちはそんなことお構いなしに育って行った。当たり前ですが・・・・・

 

1年後、完済のめどが思ったより早く立ったので、物件見学を開始した。

 

「お車のローン、あと2年くらい残っていますか。」

こんな質問に、「待ってました!」とばかりに

「来月、返済が終わります。他にはありません。リボ払いとかもありません。」

 

結局、ここは買わなかったけど、何となく勝った!気がした。

実際、勝っても負けてもいないのだが・・・でも自信になった。

 

3度目の見学の時、

「ローンの話を先にしませんか」と営業さんが言ってきた。

「物件を探すこと以上に住宅ローンのことは大事ですから、仲良くなっておいた方が良いですよ。」

 

その通りだ!!その後1時間以上話をした。

「住宅ローンとは」「銀行と住宅機構の話」「金利の話」等々*④

 

最終的には「この物件」を「この営業さん」から買うことに決めた。

親切丁寧なのはあたりまえだけど、なんとなく気が合った。そんな理由だ。

住宅ローン は  大丈夫  なはずだ。  たぶん・・・・

 

物件の契約が終わり、事前審査・本審査(本申し込み)・金銭消費貸借契約・残金決済と順調に進んでいった。 大丈夫だった! 明日は引渡日(残金決済日)だ。

 

「明日は晴れるわね!!!」  妻の笑顔が素敵だった。ほれなおしてしまった!!!

 

 

おしまい!!

 

一般的な御家族様を想定した内容です。細かく書くと、とんでもないことになってしまいますので・・・・・・

今回はこの辺で・・・・・

 

「*」マークのポイントの解説をご用意いたしました。併せてお読みください。

 

 

大事なポイント

 

*① 「賃並みの返済額」とは

広告に表されている返済計画及び返済額は、物件価格のみを反映させている返済例が多く見られます。物件の価格以外に必要な費用が                                    存在します。登記費用・火災保険料・仲介手数料・オプション工事費用等があげられます。実際に現地案内会等で費用の説明を聞くことは必須です。見積書等をもらい、ご夫婦で内容を把握し検討することをお勧めいたします。

 

*② 「届いたばかりの新車」は住宅ローンの問題点なのか

現金一括で支払いを済ませた場合は、特に問題はありません。オートローンを組んでいた場合が問題となる可能性があります。ここで「年収と返済額の割合(返済比率)」の話となります。

住宅ローンを組む場合、他のローンの返済も加えて考えます。3年間しか組まないオートローンでも35年間組む住宅ローンでも同じローンとして返済を考えます。返済比率はご年収(税込)の30%から35%が一般的といわれています。ローンの(返済額の)割合がそれを超えるとローンを組むこと自体危ぶまれます。

 

*③ 「クレジットカード」の問題点とは

気軽にローンが組める反面、なかなか終わらない「リボ払い」や「借り入れが簡単にでき、将来においても借り入れが出来る可能性があるキャッシング枠」等の要因が住宅ローンの行く手を阻みます。

 

*④「住宅ローンとは」「民間銀行と住宅金融支援機構の話」「金利の話」

住宅ローンは「主に住居として使う建物」を購入ことに特化したローンのこと。

又、購入に必要な「建物の金額以外の費用」等も貸して貰える融資機関も当然あり

ます。

財形住宅融資の様な公的ローンと民間の銀行が行う民間ローンがあります。又、

住宅金融支援機構(国)が民間融資機関を窓口にして融資を行う「フラット

35」等があります。

「金利のタイプ」には変動金利・一定期間固定金利・全期間固定金利があります。

融資期間は金融機関により年齢制限は異なりますが、最長35年が一般的です。